某社印象

某社がすごく将来面白くなりそうなことをやってるので求人に応募してみました。ちょうど、前勤務先が倒産したところだったので渡りに舟というか。しばらくぶらぶらしてるつもりだったので予定より少し早いけど、このプロジェクトに応募すらせずに指をくわえて眺めてたら後悔するので、とにかく応募。

ま、私の性同一性障害(GID)とかそれに付随する抑うつ状態とかは予定通り「仲間としてやっていけるか」とちょっと懸念材料として指摘され。抑うつ症状はまあ、だいぶよくなってきてるのでもう暫く休めばよくなるでしょう。GIDに関しては、これはね、話し合えば通じるよ。最近は自信を持ってる。だってね、たかが会社での関係で解剖学的身体も生殖も関係ないもの。そんなものは、トランスセクシュアル本人にとっては重要な問題でも、他人にとってはそこまで重要な問題じゃない。大切なのはジェンダーロール、振る舞いの面で社会的関係性をどう築くか、という点。それについても、性同一性障害者は社会経験の幅を制限されることで不器用な傾向はあるけど、私は環境に恵まれてなんとかなってきたものさっ。だから、実際のところたいした問題じゃない。

とかね。「たかが会社での関係」といってしまうあたりとか、組織に精神のよりどころを置くのでなく突き放し、ともすればちょっと聞こえの悪いお話をする、偽悪的な確信犯性について。その点について私の意見は今日伺った社長さんの意見にとても近い。とても共感しやすい。にもかかわらず、それを社長さんの言葉として聞くとどうにも癇に障るのはこれは、どう考えても同族嫌悪だね。いや、そういう意見を嫌味でなく言える社長さんは基本的にはいい人なんだと思う。聞き慣れると段々と頷けるようになってきたし。だとすれば、今あるようにみえるギャップを埋めるのは素敵な作業だろう。

で、結果としては現段階では前向きな感じに。社長さんにはどうせならもっといろんな会社を見てみるように言われて、私も端からそのつもりだけれど。とりあえずこの会社に関して言うと、次回もうちょっと話を詰めて、改めてお互い判断するというように。

私が興味を持ったプロジェクトはR&D段階の代物なのだけれど、受託案件が忙しかったら他へかりだすかも、というあたりは魅力的だ。うん、色々やって、会社に適度な負荷が掛かっているのは良いことだよね。受託があって、かつ焦げ付いた案件を拾ってきたりはしなくて、というのは素敵なはお話だ。