Ruby入門書と、Dave Thomasと。

今、ご縁があってRubyの入門書を書かせていただいてる。そして、分かってはいたけど説明することは難しい。

そんな中、Dave Thomasの ピッケル本第3版 のベータが公開された。上手い。流れるように文が連なっていく。学習しようとしている読者の思考を妨げない。私の文はそれに比べるとたどたどしい。

こんなこともあった。私も最初章立てを、できるだけ類書を見ないように試行錯誤した。でも、書いてみると結局内容的にその章立ては不適切であることが判明した。その上で内容と文章を再配分してみると、どうやらピッケル本の構成に比較的近くなりそうだ。

達人プログラマーの実力を見せつけられた感じだけど、でも白旗は揚げない。これで挑戦する気持ちすらなくしたら完敗だもの。Dave Thomasよりも、少なくともこちらの本が想定する読者層 *1 にとっては分かりやすい、そんな本を書きたいと思う。

*1:ターゲットとカバーする範囲はピッケル本とは少し違う