牧野修のバイオハザードのノベライズを読んだ。なんというか、牧野修の力量を思い知らされる。
牧野修が担当したというのはその独特の気持ち悪い世界の描写、その文体を買われたんだろう。それは正しい。この人が担当したからこそまだしも読めるものになっている。でも基本的な世界設定がひたすらモンスターを撃ちまくるアクションなわけで、映画やゲームには向いていてもノベライズには根本的に向いていない設定だ。牧野修ならばこそまだしも読める、けれどもどうしても牧野修のオリジナルの設定に比べると世界が分かりやすすぎて気持ち悪さが足りなくて食べたりない。
むー。やっぱり『病の世紀』が良かったよなぁ。とつい比べてしまうのだ。