「射撃しつつ前進」するためにときには「はじめからやり直す」ことも大切だ。
読んでいて涙が出てくるデータベーススキーマって初めて見た。マネージャーが隣にいなかったら本当に泣いてた。なんでリレーションを使わないのさ。なんで型が全部varchar(255)なのさ。その歳でCOBOLerじゃないだろうに。なんで、マスターにユーザーへのアンケートが混ざってるの? カラム名の英語も変だし。コードも酷い。……全部書き直しだね。
「射撃しつつ前進」( Joel on Software )は正しいと思う。でも、前進している途中でジャミングしたらそれこそ救いようがない。だから、前進しようとしたそのときにその酷い状況に気づいたのなら、急いで塹壕に引返す。それで、相手が塹壕から出てくる前に銃を整備して、そして「射撃しつつ前進」。
はっきり言って、迷った。もう塹壕から身を乗り出しかけていたから。これは「 はじめからやり直したい症候群 」じゃないかと迷った。
でも、「射撃しつつ前進」するためにこと立ち止まること、塹壕に戻ること、これは「射撃しつつ前進」に反することじゃない。これは後退じゃない。退却じゃない。転進です。