コミケ69行

コミックマーケット69に行ってきた。私は今回もお昼ごろからゆっくり参加。技術系サークルを中心に回ってきた。

森先生

まずは、今回も 森先生 がサークル「白百合城」を出してらっしゃるのでそこへ向かう。東館になる。今回の新刊は『 あぶない学園大さわぎ 』の復刊だそうで。それから、特別な思い入れのある『 東京異端者日記 』を持って行ってサインを頂いた。この本を読まなかったら、本当に私は今生きているか分からない。私がGIDという言葉を最初に知ったのがこの本なのだ。

前回は森先生も書いていた「 美味しいもの好き倶楽部 」、こちらも新刊を買った。今回は森先生は書いてらっしゃらないけれど、この本はこの本で面白い。

さぼ嬢

近所まできたのでそのまま さぼさぬけ 嬢を訪ねて「 有害図書愛好会 」に向かう。丁度さぼ嬢が店番をしていた。こちらのサークルの発行物は読んだことなかったのだけれど、総集編を一部頂いたのでじっくり読んでみる。なんか面白そうなのでファンになるかもしれない予感。

イメージアルバムも売ってたので買ってきた。今聞きながら記事を書いてる。あぁ、 栄里 嬢も歌ってるのね。良き哉良き哉。

それより、問題はさぼ嬢本人。こういう言い方は失礼かもしれないけれど、なんというか、ぐっと垢抜けた。髪を染めて、軽い感じにカットして、シャドーの使いかたが上手で、知的美人だ。これに重ねて例の美声っていうのは、はっきり言って凶悪ではなかろうか。

さぼ嬢とちょっと喋った後、西館へ向かった。

技術系サークル

Linux Software Searchの情報 を参考にチェック済み。 ActiveWorks日本Apacheユーザ会(仮)小江戸らぐ松浦リッチ研究所 あたりを回った。

ActiveWorksさんのところはSolaris10本だけれど、現場のノウハウを踏まえての解説書と言う感じで為になる。松浦リッチ研究所さんは動物本のパロディな装丁・構成が素敵。まだ『ShellScriptライトクックブック』しか読んでないけれど、本物の動物本に負けない内容です。

そのほか、 美紗緒ネットワーク さんの 巫女GNYO/Linux というのを買ってきた。Debianベースの1CD Linuxというのは最近珍しくもなくなったけれど、CD bootのくせに起動中にapt-getした差分をイメージとして固めて保存しておいて後で再利用できるとか、クラスタリングサポートが強力そうとかその辺のアピールが魅力的に聞こえたので後で試してみる。クラスタリングは前に実験したときに随分悩まされてるから、その辺が簡単になるなら嬉しい。そのうち何かで使う機会もあるだろう。

イラスト系サークル

その後、東館に戻って適当にうろうろしていたら、イラスト系サークルでよい感じのところに出会った。まず、 佳嶋 さんのイラストに一目惚れ。出ている本を即、全種類買い。「見覚えあるなー、もしかして」と思って今調べたら、やっぱり、コミックマーケット68の「紙袋(大)」のイラストを描いた方だ。へー。今度商業デビューもするんね。素敵素敵。このタッチはたまらない。

そして、もうひとつ惚れたのは「QUEENBEE」さん。ちょっとテクノっぽく、レトロっぽく、デカダンな、好みだよー、これ。イラスト集売りきれてたのが残念。「翅椅子」という作品のマウスパッドだけ買ってきた。今ググったけど出てこないのは、サイトはもってらっしゃらないのか。でも、この人には今後ずっとついて行きたいな。

帰り

なんか、有明に来たときから、駅前の秋葉原直行バスの脇でメイドさんたちが客引きをしていた。帰りのときもまだやってた。よくそんな元気があるもんだ。

わたしゃ、そもそも、並んだり待ったりが嫌いでできれば避けたい。りんかい線の改札前の行列に並ぶ気もしなくて、比較的空いてるゆりかもめで新橋に逃げた。新橋からそのまま銀座まで歩いて、個展の案内をいくつかチェックしながらぶらぶらする。あとはカフェに入ってゆっくりと、買ってきたSolaris10本や画集を読んだ。