松江行

RubyWorld Conference 2010 で発表を依頼されて松江に行ってきた。基本的には 先の記事 に書いたとおり、 Ruby会議2010 同じような内容の発表である。RubyWorld Conferenceのほうはgeekばっかりじゃなくもっとビジネスよりの人、行政の人、研究機関の人、いろんな人が集まる集まりなわけだけれども、その中でRuby開発側の立場として、健在の状況をお話ししてきた。

9月5日

羽田から米子に飛んで、そこから松江に向かう。この飛行機は知り合いが沢山乗ってた。宿は主催側で手配してくれたので色々楽だ。宿に向かう途中、大場(寧子)さんと通り道にある造り酒屋を巡って試飲してお土産を買うなどした。

その後、発表者一同に合流。レセプションパーティーの料理がとっても美味しゅうございました。

9月6日

この日からconference本番が始まったのだけれども、会場が寒い。よく考えてみたら、イベントの性質上、この残暑の中にスーツを着込んでくる変態の集団に合わせた空調であることは想像できる話であった。失敗。旅先なのに加えてこの寒さにやられて体力を消耗し、すっかり体調を崩してしまった。

面白かった発表は Daniel のがまず挙げられるかなー。去年のRuby会議以来良く日本のRubyイベントに顔を出している彼だけれども、彼があんなにcoolな仕事をしている人だというのは知らなかった。

9月7日

完全に風邪を引いたのが明らかとなった。だが、こんなこともあろうかと昨日、総合感冒薬と栄養剤などなどは準備してある。

発表に盛り込むネタを仕入れるために他の人の発表を聞かないわけにはいかないのだけれども、途中ちょっとしんどかったので控え室で横になりながら ustream 経由で聞くなどしていた。会場のネットワーク帯域が十分で良かった。

午後一番で発表なので、カフェインとブドウ糖をドーピングして会場に向かい、なんとか発表をやり遂げた。ベストな条件で発表できなかったのがただ悔やまれる。

自分の発表が終わったら気が抜けて、なんとか三木谷さんの講演は聴いたものの *1 、それ以降は完全に体調を崩した。

それでも一度は持ち直したので空港に向かおうとしたのだが、トラブルがあったようで空港へのバスが30分くらい遅れてきた。雨の中30分待っていたらまた熱が上がってきた。空港に着くなりもう歩けなくなって、結局最終便の飛行機を逃したのだった。

空港の救護室で少し休ませてもらって、タクシー呼んでもらって近場のホテルに向かったのだけれども、そうしたら今度はホテルのフロントに誰もいない。ベルを鳴らせと書いてあるから鳴らしても来ない。暫く待っても来ないので5分くらいしつこく鳴らし続けたけど来ない。仕方がないので、ホテル自体に電話を掛けたけれども、生憎とこの電話番号の端末はフロントに置いてあるやつだけのようだ。

と、そんなトラブルがありつつも10分くらいすると人が来て、どうにかチェックインに成功した。問題は翌朝、台風の影響で飛行機が飛ばない可能性があることだったのだけれども、幸いなことに私が変更した便は10分遅れで羽田まで到着した。

それにしても、ANAの方々には今回本当にお世話になった。

*1:これはこれで素晴らしいプレゼンであった <URL:https://twitter.com/yugui/status/23213741283>