1つの言語に囲い込まれるリスク

MatzがまたPHPの良くないところを批判して 炎上してる なぁ。

唯一の言語に囚われるリスク

PHP使いの反論 @ Matzにっき :

たとえばPHPしか知らないとしたら、PHPの欠点を指摘されると自分のやり方全体が否定されたと感じるのではないだろうか。

なんとなく、他の言語も知っているが諸般の事情でPHPを使う、という人は「批判はわかる」と言っているような気がする。たとえば「 Rauru Blog >> 悪いのはPHP自体じゃないかもしれないけど 」とか。例に出して悪いけど。

(中略)

弾さんの 「PHPなめんな」と「(Perl|Python|Ruby)をなめんな」の違い でも指摘されているように私のPHP批判に怒っている人はあまり外のことを知らないで怒っているような気がするな。

今回の議論に関して上記のMatzの指摘については、コメント欄にある「根拠レス」という指摘があたってるとは思う。「外のことを知らないで怒っているような気がする」と「気がする」だから、別に根拠はなくて良いんだけど、とにかく根拠は提示してないよね。

うんと (2008-01-30 16:44)

なんだかPHP書く人(あるいは怒っている人)は、PHPしか書けない(と思い込んでいる)みたいに読めるけども、 それってソースあるの? 俺俺ソースで書きこんでません?

でもなー、このコンテキストを離れて、「一般に、1つの技術にロックインされた人はその技術を批判されると非生産的な怒りを表明しがち」というのは当たってないか。今回Matzに怒ってる人たちがそうであるかどうかは判断できないけど。

健全な反応

PHPは定期的にネタにされる を読んで、

日本のPerlハッカーの一人と認知されている小飼弾さんが、Rubyのダメなところを列挙したら、Ruby使いの人も反論するはずです。

には最初は「ねーよwww」と思ったわけです。

私の周囲のRubyistは「Haskellかっけー」と言って勉強して、「Erlangのグリーンスレッド実装はあんなに効率的なのに、Rubyはどうしてこんなに酷いんだ? ちょっとErlang勉強してみる」と言って勉強会開いて、「Perl6すげー。Rubyも真似しようよ」「いや、Rubyを捨てて乗り換えるんだ」「むしろこれからはScala」「Rubyだってここを直せば良い感じになる。このパッチよろ」っていう人たちだから。

弾さんがRubyのダメなところを列挙したら、事実に反するところは反論するだろう。でも、「どの言語でもダメなプログラムは書ける」とは言わない。Perlに比べるとRubyは押しつけがましくて拘束的な言語だから。Perlには自由があって、それは思想の違いだから「何でRubyではこう書けないの?」と言われたら「ま、Perlから見たらそうだよね」「でもRubyはこういう価値を重視してるから、そのためにはこういう形の必要があって、これでいいんだ」か、または「なるほど、ちょっとパッチ書いてみた」で終わる。

と思ったんだけど、それはあくまでもRubyに囚われてない人の話だよね。ロックインされてる人はやっぱり「Rubyばっかり悪いんじゃないやい。完全なものはないんだい(程度問題無視)」とか「Ruby最高 m9(^Д^)プギャー」とか言うかもしれない。現状で、Rubyが市場では新参であるためにRubyしか知らないプログラマはそう多くないから目立たないだけで。

結論

言語に囚われるのは良くないね。「無理」とか情けないこと言わずに、WebプログラマならPerl, Python, Ruby, PHP, Java, C#, JavaScriptぐらいは仕事で使えるレベルにしとこうよ。あと、楽しいからC++もやろうよC++C++かわいいよC++

本当に言いたかったこと

arcリリースおめでとう!