Ruby 1.9.0がリリースされました。恒例のクリスマスリリースです。開発者のみなさん、お疲れ様でした。
予定では安定版1.9.1がリリースされる予定でしたが、どうも安定版と言うには不安が残るということでバージョン番号を1.9.0に変更してリリースされました。位置づけとしては「1.9系統の新機能を一通り実装し終わったスナップショット」に近い様子です。
「スナップショット」と言うとテストを通すべく、バグつぶしに尽力してくださった皆様に対してあまりにも失礼かもしれません。でも、「スナップショット」以上「開発的安定版」未満、という感じです。
1.8.0のときはPreview Releaseして、それでも文句が出たのに今回はPreview Releaseなし。しかもリリース予定時刻になってもコミットが続いているっていうのがすごいね。 個人的な勝手な予想としては6月のRubyKaigiの前後までには1.9.1がリリースされるんじゃないでしょうか。1.9.1こそは1.8に代わって「開発的安定版」になってくれることを祈ります。
何にしてもRuby 1.8.6は継続してセキュリティパッチ適用による保守が続けられます(卜部さんお疲れ様です)。じきに1.8.7も出るでしょうし、それまでは1.8.5もメンテナンスされる見込みです。