『 竜の卵 』の チーラの話が出ていた ので、ふと書棚を見渡してしみじみ思った。誠にSF作家達の想像力には恐れ入る。奇妙な生物たちよ。
造物主(ライフメーカー)の掟 (創元SF文庫 (663-7))
- 作者: ジェイムズ・P・ホーガン,小隅黎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1985/09/08
- メディア: 文庫
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ここまでの説得力を追求することを放棄して、ただ面白いというだけならもっと沢山ある。『 ジーリー・クロニクル 』の後半、量子乱流に移住したクワックスとか。『 天の筏 』の重力化学生物とか。 ΑΩ にちょっとだけ出てくる木星磁界に住む電気龍とか。 老ヴォールの惑星 の電磁誘導生物とか。
こういう、様々な生命体系への空想を目にするのは好きだ。これがSFを読んでいる最大の理由かも知れない。We don't wanna be alone! 炭化水素系/塩基配列だけが生命だなんてあまりに寂しすぎる。 ソラリス みたいな異質なものであっても良いから、宇宙は多様な生命に満ちていて欲しいと思う。