休学を検討しています。塚田先生にも、「やるべきこと」を減らすように言われていますし。 今日、教授にも相談してきました。「君が考えたことなら、それが適切なんだろうね」ということでした。
うつ病のせいなのか、抗うつ薬のせいなのか、それともホルモン剤の影響なのか。私の中にかつてあった数学を見るための「視覚」が今の私の中にはありません。数学に携わる人間には、自己の外側に超越的な数学的世界の実在を信じる者とそうでない者がいて、私は信じる者でした。数学的観念の形而上の存在としての実在を、論理記号の向こう側に感じていました。それは、プラトンの言葉を借りるならばそれは理性を通じてイデア界をのぞき見るための五感に準じる独特の感覚なのかも知れません。その感覚が、今はどこにもない。今の私は、記号操作をすることはできてもその向こう側にある数学そのものに触れることはできなくて、でも、もし叶うならば再びそこに触れてみたくて、だから、これが回復可能なものであるのかを確かめるために、時間が欲しい。