Managed VMsに移行

今までこのblogはVPS上で動作させてきたが、この度 Managed VMs に移行した。 Wiki全文検索は一時的に利用不能になっているが、他はそのまま動作しているはずだ。

主な動機はいまどき個人blogのためだけにシステムを管理するのは厭ということである。 慣れているのと安いのでManaged VMsにしたが、システムをDockerizeしてあるので、必要であれば少しの手間でElastic Beanstalkでもどこでも移動できる。

難点としては、このblogにはVMがオーバースペックということだ。Managed VMs(elastic beanstalkも同じだった筈だが)はdockerコンテナとそれを走らせるVMを1:1にmapするので、この程度の負荷だとリソースが余ってしまう。複数のコンテナ(モジュール)でシステムを構成しようとするとVMの利用料がかなり無駄である。本当はN:Mにマップして5個ぐらいに分割したモジュールを2個ぐらいのVMで走らせたいんだけど。

そのへんの柔軟性についてはKubernetesを使いたかったが今回は諦めた。 というのは、Kubernetesクラスタを走らせたままKubernetes管理daemonをバージョンアップする仕組みがまだできていないので、本業ならともかく片手間に管理するにはミドルウェアの更新コストが高いためだ。 いちいちクラスタをもう一個立ち上げて、システムをre-deployしてDNSを更新して古いやつを消すのは面倒すぎる。 この問題( kubernetes#6075 )もいずれは解決するであろうから、そのときは Google Container Engine に再度移行するだろう。