DebianでXen 3.0 - Domain 0編

インストール時はDebian sargeだった、今は「なんちゃってstable」な半分sidなシステムに、Xen 3.0を入れてみた。

DebianXenを使う記事を探しても野良Makeするレポートばかり見つかる。ちょっと前まで.deb化されていなかったらしいから、そのせいだろうか。今は、sidに入ってる。

インストール

  • linux-image-2.6-xen-686
  • xen-utils-3.0
  • および、上記の依存物

これらのパッケージを入れる。libc6まわりがunstableになるのが嫌ならbackports.orgでも提供されてるみたい。

設定

Xenのパッケージはgrubを設定してくれるようになっていないので、設定する。

  • mkinitramfsで、linux-image-2.6-xen-686用のinitrd.imgを作成。
  • /boot/grub/menu.lstに次のような起動構成を追加。
title   Xen-3.0 / XenLinux 2.6.16.1
root    (hd0,0)
kernel  /boot/xen-3.0-i386.gz dom0_mem=64000
module  /boot/vmlinuz-2.6.16-1-xen-686 root=/dev/hda1 ro console=tty1
module  /boot/initrd.img-2.6.16-1-xen-686
boot

xen-utils-3.0が依存しているxen-hypervisor-3.0-i386というパッケージがあって、これが仮想マシンモニタ本体を提供しているらしい。/boot/xen-3.0-i386.gzというのができるので、これをkernelイメージの代わりに指定する訳だ。domain 0用(?)のkernelイメージはlinux-image-2.6-xen-686が提供してる。

起動

これで再起動したら、domain 0が立ち上がった。実際には、initrdが必要なのに気づかず、カーネルパニック起こしたりしたんだけどさ……。

あとは、domain Uを立ち上げるんだけど。どのカーネル? パッケージの説明は全部同じことしか書いてなくて区別が付かないよ。domain Uが立ち上がったら続きを書く。

参考資料